「明日の高崎」荒木征二

高崎市議会議員・荒木征二の日々を書き連ねています。

管内視察

 本日は、市議会有志による管内視察に参加してきました。方面としては榛名・倉渕方向なのですが、向かう前に寄り道しまして、民間PCR検査を行っている某市内企業にお邪魔。民間PCR検査の現場を視察させていただきました。

 

 あいにくの天気でしたが、最終処分場「榛名エコパーク」や倉渕水沼公園にある「くらぶちこども天文台」などなど、おもに倉渕地域の主だった施設を順にまわりまして、現状確認させていただきました。

 おなじ高崎市ですが、この辺りになりますと気候も含めてだいぶ雰囲気が変わってきますので、地域地域の実情に応じた行政サービスというものがあります。その地、そこに住まう人々に寄り添った行政がなされている様子がよくわかる視察となりました。

 

 民間調査によると、高崎市は「住みたい街」の上位にランキングされるそうですが、その一助にしっかりとした行政サービスがあるのではないか、そんなことにも思いを馳せつつ、有意義な管内視察とすることができました。

 説明等々、ご協力いただきました皆さまに感謝申し上げます。

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榛名エコパークの処理施設にて

 

市議会臨時会

 蒸し暑くなってきました。雨もかなり本格的に降りまして、梅雨入りも目前でしょうか。

 

 さて今日は、令和3年第2回となる市議会定例会が開会されました。議長と副議長の辞任に伴い、選挙が行われ、新しい議長・副議長が選出されました。

 それと、4月末から実施されている例の手指消毒液と除菌スプレーの全戸配布に関わる人件費などに関係する予算補正、それと物品購入の専決処分について報告がされました。

 今回の合わせて1億2千万円をこえる物品(手指消毒液と除菌スプレー)の購入が随意契約でされたこと、それが専決処分でされたこと。

 この間、さまざまな方々からこの全戸配布事業についてご意見をいただいてきました。今回の件では本当に無力感を感じました。力不足を返すがえす感じつつ、このような思いを二度と繰り返さないようにしたいと肝に念じたところです。二元代表制における地方議会のあり方、役割り、期待されるもの、正面から向き合い続けようと思います。


 今日は市職労の中央執行委員会が開催されましたので、出席して一日を終わりました。

 

 ちなみに。昨日、人生初のPCR検査を受けてみました。決して安くはない金額でしたが、クリニックなどで受検するよりもだいぶリーズナブルでしたし、その日のうちに結果を知ることができました。こうして、PCR検査の敷居が下がってくると、いろいろな場面で有益ですね。ありがたいサービスです!

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こうしてしっかりと検査証明書も発行してくれます

 

社協部会、準備会議

 さて、いよいよ群馬県内にまん延防止等重点措置が秒読み段階となりました。これからは、一段と政治活動、議員活動は気をつけていかなければなりません。他の人に迷惑をかけてしまってはしのびありませんので。

 

 来週、慣例に従って市議会臨時会が招集されることとなり、本日は議会運営委員会が開催され、出席ししてきました。その後、市職労の春闘期職場説明会が始まりましたので、入口でご挨拶だけの顔出しをさせていただきました。この状況ですので、会場に入るのは躊躇われます。

 その後、吉井地域でいくつかの所用をこなした後、かねてから取り組みを進めていました高崎市社協の組織化にむけた準備会議が開催されましたので、こちらは出席。

 組織化の最大のハードルである障壁である役員選考がほぼ異論なく(本人含め)満場一致で決まるなど、粛々と話し合いが進められました。

 紆余曲折もありましたし、社協ならではの難しい事情、私自身の立ち位置のこともあり、まだまだ道のりは険しいと思いますが、準備会議の出足はすこぶる順調です。もしかすると、秋までには良い結果を報告できるかもしれません。

  

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2回目の設立準備会議

 

まん延防止等重点措置

 群馬県内の新型コロナウィルス感染の広がりが止まりません。先日指摘させていただいた通り、今回の波は若年層に顕著です。そして、特に憂慮しているのが未就学児の感染です。

 未就学児は当然のことなのですが、マスクを常用するのが難しいです。もちろん、しっかりとしている子もいるのは確かですが、幼児にマスクを着けさせるのは、人情としてしのびないところがありますから。その上、未就学児は抱っこやらおんぶやら、対人距離がとても近いので、そこも心配なところです。実は、今日まさに未就学児のご父兄からご相談をいただきました。通わせている園で陽性者が出たそうで、保護者としてどう対応すべきかという相談でした。あらためて考えさせられるご相談でした。濃厚接触の範囲とは、対象者の特定とは、乳児に対するPCR検査とは、自費によるPCR検査の是非は??

 

 一年以上、こうしてコロナ禍にいるわけなのに、個々のケースごとに生じる様々な??? 市民の皆さんも、こうしてコロナが自分ごとになった時に色々と悩んでいるのだろうと思います。国に対してもそうですが、行政には丁寧な説明と相談対応が求められています。

 高崎市保健所も、長期のコロナ対応で疲弊しているところとは承知していますが、市民に寄り添った対応を引き続きお願いしていきたいと思います。

高崎市の障害福祉

 今日は同僚議員からお誘いをいただき、市内の障害児通所施設にお邪魔しまして、市の障害福祉についてさまざま意見交換してきました。

 

 障害福祉といっても、障害「児」と障害「者」では似て非なる面もあり、とても複雑な面もあってややこしいのですが、いま障害福祉はおおきな岐路にあると思っています。

 障害を持った子どもたちとその家族が利用しやすい障害児・者の福祉サービスが充実してきた反面、利用しやすさが誘引する利用者増を想定していない制度設計となっていることの矛盾が顕著になってきているのです。

 

 障害をもつ子が利用しやすくする。それはとてもありがたいことで、事実、この10年ほどでかつてはなかったようなサービスが増えていることも事実です。しかし、そうなれば利用者が増えるのは必然で、そのような施策をするからには利用者増とその受け皿の用意がセットでなければならないのですが、現実は片手落ちとなっています。

 国の施策でどんどん増える利用者と、それにともなう給付期の増大に対して、国の支援と事業所の充実が抜け落ちてしまっている状況です。おそらく、全国各地の自治体が増え続ける障害福祉費と利用者ニーズとのジレンマに悩んでいることと思います。

 高崎市も例外ではありません。毎年億単位で増加し続ける障害福祉費は頭の痛いところとなっているかもしれません。しかし、だからと言って、国の施策のまずさに遠因があるとしても、安易は発想による給付金を抑制することは喜ばしいことではありません。その皺寄せは、かならず障害をもった子とその家族にくることになるからです。

 

 障害福祉施策はとても判断の難しい舵取りが必要であることは理解しつつも、一人一人が市民である利用者の生活や思いから決して目を逸らしてはいけない。そして、その担い手の考えや意欲も大切しなければ、確かな福祉は実現しません。そう再確認できた、とても意義深い時間を共有することができました。

 さらに勉強していかなければならない、思いを新たにできました。

新型コロナ陽性者、増加傾向

 GWをはさんだこの期間、高崎はこれまでの第3波までをしのぐ数の新規陽性者が報告されています。直近2週間(集計可能な4月26日から5月9日まで)の新規陽性者は272人を数えるまでになりました。5月8日には過去最高の33人という報告がされ、驚きが広がったばかりです。

 

 世代別にみてみますと、20代の陽性者が81人と突出して高くなっています。続いて30代が53人、40代が45人と続いています。GWを挟んだ期間という特殊性はありますが、いわゆる現役世代でも活動・行動が活発な若い世代になるにつれ、陽性者も増えている様子が明確です。感覚的にはそう思っていましたが、具体的な数字でこれほど如実な傾向が出るとは思いませんでした。

 

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世代別の新規陽性者数

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各世代の人口比の陽性者出現率

 

 気になるのは、若い世代でも10代と20代では歴然たる差があることです。若い世代でも10代は自粛の意識が高い(飲酒しないから!?)ということなのか、無自覚・無症状者が多いのか。疫学的な調査があるわけではありませんの定かではありませんが、10代と20代とでは行動様式に大きな違いが出てくるのかもしれません。

 

 さて、高崎市はここまでのところ、都市規模の割には新型コロナ陽性者が低く抑えられてきた傾向がありました。それは、保健所による積極的疫学調査が少なからず奏功したものと私は考えているのですが、保健所のマンパワーには限度がありますから、自ずと積極的疫学調査にもいずれ限界が訪れることとなります。保健所の対応限界がどのあたりにおとずれるのか、定かなことは言えませんが、近づいていることは確かだといえます。

 いよいよ高崎も容易ではない状況になってきたと言えるのではないでしょうか。よりいっそう注意深く経過を見守っていきたいと思います。

  

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移動の途中、久しぶりに「たこ顔」へ。美味しかったけどハイカロリーでしたので、今晩は夕食抜きにします^^

 

会派学習会など

 さて、高崎市が実施している手指消毒液と除菌スプレーの市職員による全戸配布。GWも返上で職員が懸命に取り組んでくれています。

 この時期に、職員を動員して、それも確たる効果が認められない手指消毒液(アルコール濃度67%)、と除菌スプレー(ファブリーズ)をわざわざ職員を動員して、全戸訪問させて、感染の恐れがある中を対面で手渡しさせることについては、相変わらず賛否(主として否)の声が届いています。が、やはり職員が一所懸命に配布している様子には市民からねぎらいの声も多く耳にするようになりました。

 まだ受け取っていないという家庭もあるかと思います。職員は業務命令にしたがって誠実に職務遂行しているわけですので、ご家庭に訪問した際には快く迎えていただけると嬉しく思います。

 どうしても受け取りたくないという方は拒否していただいても大丈夫です。また、(実際にそうしたという方もいます)手指消毒液だけでファブリーズだけはいらない、ということもOKです。

 

 それにしても、今日もとある方からこの件でいただいた一言が耳から離れません。

 

「もったいねぇなぁ」

 

 さて、今日は午前中はデスクワークをこなし、お昼に市職労の機関会議。午後から会派の勉強会と寺尾学童クラブの保護者会での打ち合わせと諸々予定をこなして一日が終了しました。

 昨日も書きましたが、一日があっという間で。本当に大切に時間を使っているのか、甚だ不安な今日この頃です。

  

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ネクストジェネレーションさんをお迎えしての学習会