「明日の高崎」あらき征二

高崎市議会議員・荒木征二の日々を書き連ねています。

高崎市の障害福祉

 今日は同僚議員からお誘いをいただき、市内の障害児通所施設にお邪魔しまして、市の障害福祉についてさまざま意見交換してきました。

 

 障害福祉といっても、障害「児」と障害「者」では似て非なる面もあり、とても複雑な面もあってややこしいのですが、いま障害福祉はおおきな岐路にあると思っています。

 障害を持った子どもたちとその家族が利用しやすい障害児・者の福祉サービスが充実してきた反面、利用しやすさが誘引する利用者増を想定していない制度設計となっていることの矛盾が顕著になってきているのです。

 

 障害をもつ子が利用しやすくする。それはとてもありがたいことで、事実、この10年ほどでかつてはなかったようなサービスが増えていることも事実です。しかし、そうなれば利用者が増えるのは必然で、そのような施策をするからには利用者増とその受け皿の用意がセットでなければならないのですが、現実は片手落ちとなっています。

 国の施策でどんどん増える利用者と、それにともなう給付期の増大に対して、国の支援と事業所の充実が抜け落ちてしまっている状況です。おそらく、全国各地の自治体が増え続ける障害福祉費と利用者ニーズとのジレンマに悩んでいることと思います。

 高崎市も例外ではありません。毎年億単位で増加し続ける障害福祉費は頭の痛いところとなっているかもしれません。しかし、だからと言って、国の施策のまずさに遠因があるとしても、安易は発想による給付金を抑制することは喜ばしいことではありません。その皺寄せは、かならず障害をもった子とその家族にくることになるからです。

 

 障害福祉施策はとても判断の難しい舵取りが必要であることは理解しつつも、一人一人が市民である利用者の生活や思いから決して目を逸らしてはいけない。そして、その担い手の考えや意欲も大切しなければ、確かな福祉は実現しません。そう再確認できた、とても意義深い時間を共有することができました。

 さらに勉強していかなければならない、思いを新たにできました。