「明日の高崎」荒木征二

高崎市議会議員・荒木征二の日々を書き連ねています。

高崎市のオフィシャルホテル!?

 しばらく前の上毛新聞で報道(2023/5/20)されていました。高崎市が誘致する各種のスポーツ大会の宿泊先を優先確保することを目的に、ホテルサンコーと4月に協定を結び「オフィシャルホテル」とすることとしました。水面下で協議が進んでいたのでしょうか、選挙戦の渦中にあった私たちには寝耳に水の話です。しかし、それだけならまだ良いのです。確かに、年明けにウクライナの選手団をお迎えした際もこのホテルに宿泊していましたので、実績があることも承知しています。

 問題は、このホテルの全客室の床や壁クロス、カーテン交換などのリニューアル事業に対して市が8000万円の補助金を出すという点です。実は、すでに5月19日開会の高崎市議会臨時会で補正予算は可決成立していますので、あとの祭りというか、市議会の不甲斐なさを露呈するだけの情けない話で恐縮するしかありませんが、この件については引き続き追究が必要と考えています。私が考える、この補助金の問題点は次の点です。

 

1.記事にある通り、市とホテルの運営会社とで結んだとされている協定の中身

2.総額1億6千万円のリニューアル工事の中身と、半額8千万円補助することの額の妥当性

3.同時に、市内に数多ある宿泊施設の中からホテルサンコーに対してのみ補助金交付することの公平性

 

 それと、これは富岡市政の常套手段となってきましたが、こうしたいわくありげな議案を臨時会にわざと上程することです。5月の臨時会はもともと、正副議長や常任委員会の構成メンバーを決めるなど、人事に関することを決することを主とする本会議で、慣例的に会期は1日だけです。つまり、臨時会は1日しかないということが分かっていて上程するということは、議案が委員会に付託されないということも分かってしているわけで、怪しからぬ意図の存在をひしひしと感じるのです。

 

 ということで、この記事は自分自身に対するリマインドでもあります。この件についての市民の皆様からのご意見などもいただけたら幸いです。では、引き続き!