「明日の高崎」荒木征二

高崎市議会議員・荒木征二の日々を書き連ねています。

統一自治体選挙・前半戦

 3月31日に告示となりまして、4年に一度の統一自治体選挙が始まりました。ここ高崎市では前半戦として群馬県議会議員選挙が始まっています。

 さて、今回の統一選です。皆さんはどのようにご覧になっているでしょうか。私は、どなたが当選してどなたが落選するかということ以前に『投票率』が気になって仕方がありません。地元紙でもいまいち盛り上がりに欠けるというニュアンスの報道もあり、今回も投票率がとても厳しいものになるのではと危惧しています。

 地方選ではとかく、「興味がない」、「政策がわからない」、「候補者を知らない」などなどの理由から、無関心の気風が広がりがちです。たしかに頷ける部分もあります。毎日いそがしく過ごしているなかで、地方政治にまで関心を向けている余裕はないのかもしれません。

 それでも敢えて、私は皆さんに投票をおねがしたいと思います。なぜなら、投票率が上がれば政治が変わるからです。くわしいメカニズムはまたの機会として、投票率が下がれば下がるほど当選が確実になってくるタイプの政治家という方々が一定数います。そうした政治家は、自分の支援者だけに目を向けていれば、毎回の選挙で確実になってくるので、無理に投票率を上げようとしません。そして、そうしたタイプの政治家で埋められた地方政治は民意に無関心になりがちです。

 ところがこれが、投票率が上がってくるとどうでしょう。「誰々ちゃんと、誰々ちゃんとあそこの社長にお願いしておけば大丈夫」だった選挙が、いわゆる浮動票で勝敗が決してくるようになるのです。そうすれば、政治家たちも市民に目を向けざるを得なくなります。なぜなら、浮動票を確実にいただけるようにならないと、次回の当選が危うくなるからです。そうして政治がピリッとしてきます。ピリッとした政治、つまり議会があれば行政もピリッとしてきます。投票というわずかな手間を惜しまず、一人一人の投票行為が積み上がって投票率があがってくれば、それは巡り巡って市民の利益となって還ってくる、私はそう信じています。

 

 県議会議員選挙の期日前投票は始まっています。投票日は4月9日(日)です。ぜひ皆さん、投票をお忘れなく。

 

 それと、統一自治体議員選挙の後半戦は高崎市長・市議会議員選挙があります。どうやら市長選挙は無投票の公算で残念ですが、私も2期目の挑戦に名乗りを上げる予定です。

  

後援会事務所前にて