活動報告
さて、参議院選挙に区切りをつけまして、僕は今週からしっかり本分に立ち返って活動を始動しています。
この日は僕の所属する教育福祉常任委員会が開催されました。また、後ほど詳しく書いていこうと思うのですが、高崎市議会は様々な問題を抱えています。多くの問題の一つに、常任委員会に上げられる報告がとても少ないという状況があります。
僕も市役所職員でしたのよく知っていますが、少しでも市民生活に影響がありそうな案件、報道に取り上げられる可能性がありそうな案件はとにかく常任委員会に報告する、こういう習慣がかつてはありました。が、今はだいぶ様相が変わって来ています。僕が市議会に加わってまだ3ヶ月足らずですが、如実に感じます。
7月24日の教育福祉常任委員会も報告案件は1件のみという状況でした。ちなみに、午前中開催の総務常任委員会は報告0件! これでは高崎市議会が言論の府から程遠い状況だといわれても仕方がないですね。
僕は誰になんと言われても議会で発言することが議員が議員たる本旨だと信じていますから、定例会ごとに一般質問していきますし、常任委員会でも発言していくことにしています。
ということで、この日の報告案件は1件だけでしたので、その他として3件ほど発言させていただきました。内容は以下の通りです。これからも荒木征二はしっかりと議会で発言していきます。高崎市議会が言論の府に立ち還られることを望みつつ。
1)来期の嘱託職員の公募について
会計年度任用職員制度への移行を見据えての募集の方法と時期について、学校職場、保育職場の担当課のお考えをお聞きしました。
会計年度任用職員制度について、高崎市もいち早く制度設計を整え、募集に際して条件をしっかりと提示できることが大切です。
2)ひきこもりに対する市の施策について
実態の把握が非常に困難で、かつ、家庭側からSOS発信されないと社会問題として認知さにくい、非常に取り扱いのナイーブなこの問題について、現在の市の把握と、相談が寄せられた時の対応についてお聞きしました
3)幼稚園職場における出退勤管理について
奇しくも今年は働き方改革元年とされています。このような世相の中で、いまだに出勤簿に押印というスタイルが幼稚園職場には残されている状況です。働き方改革の入り口は出勤時間と退勤時間を管理者が把握することから始まりますから、出退勤管理の仕組みづくりをお願いしました。
ご報告「参議院選挙」
7月4日に公示され始まった長い長い戦いが終わりました。立憲民主党の一員としてどこまでこの戦いに貢献できたのか。悔しさを胸に秘めつつ、自己反省をしていかなければなりません。
結果は、敗北です。結果を見たときは、とんでもない徒労感に襲われて、群馬で、高崎でリベラルの旗を振ること自体が無駄なことに感じたりもしました。
一夜明けてみれば、悔しさはあるものの、なにか新しい活力も得られたような感覚もあって、今はやや前向きに捉えられるようになりましたので、自分なりに総括してみようと思います。
【結果をみて】
まず、今回の結果は惨敗ではありません。一部報道にあったように相手方の大勝でもない。6年前、3年前と比較して着実に票を伸ばしていることから、『前進』していることは間違いないです。前回と比較して3ポイント以上投票率が低下した中でも得票を伸ばしてきたという点も評価できます。
自民王国と言われて久しい群馬・高崎で一回の選挙で快挙をあげることはとても難しいことです。難しいことですが、無理なことではありません。前述のように一回ごとに獲得票を伸ばしているのは事実です。今回は高崎で5万3千でしたから、次回は6万の上を、群馬で28万6千でしたから、次回は30万の上を目指す。こうして一歩一歩、時間はかかるとしても前に進んでいかなければならないのが、僕たちリベラルの戦い方なのでしょう。
一回の選挙で一発逆転といければ痛快ですが、そんな夢を追わずに、足元しっかりと見据えて進んでいかなければなりません。
【投票率について】
僕個人としての反省はまず、投票率向上に貢献できなかったことが挙げられます。
今回もまた、投票率の低迷に泣きました。西日本では豪雨の影響という外部要因があったからの結果ですが、群馬では期間中に特別強い雨が降ったわけでもなく、雨は理由になりません。
なぜ選挙に行かないのか。これまでは、めんどくさいからとか、分からないからとか、そもそも選挙していることを知らないとか、なんというか消極的な要因から投票に行かないという人が増えているのだと考えていました。
でも、今回の選挙戦をしていて少し考えが変わりました。積極的に投票に行かない人たちがいること(矛盾しているようですが)、そしてその数は決して小さくないことを感じました。「選挙になんか行ってやらない!」という一種の意思表示がある。政治に少しでも関わりたくない(投票ですら)と心から思っている人たちが少なからずいるということです。分からなくもない考えです。立憲民主党的に表現すると「政治を諦めている」ということでしょう。これは政治の責任につきます。
そしてもう一点は、一部の方もSNSで発信しています通り、報道の態度にも疑問があります。選挙が終わってから各紙は一斉に大事な論点を報道し始めています。どうして肝心の選挙期間中に、憲法改正のこと、外交・国防のこと、年金をはじめ社会保障のことなど、市民生活に直接関わる事項を報道しないのでしょうか? そして、示し合わせたように選挙が終わってからこれらを報道し始めて「今回の参議院選挙は年金問題についてが問われる選挙“だった”」と論評するのはなぜでしょうか? 大事なのは選挙期間中です。有権者がしっかりと考え、判断するための材料を提供することであり、今がその時、今が選挙期間中であることをしかと伝えてほしい。
残念ながら、有権者の方々に知らしめるという点では政治の持つ力は限定的です。ですから報道、特にTVの果たす役割は重要です。その点、某放送協会も含めて期間中の報道はとても消極的だったし、何にそんなに気を使っているのかと疑問を僕は抱きました。皆さんはどのようにお感じになったでしょうか?
【高崎におけるリベラルのこれから】
大勢にのっかっていたい気持ちも分かります。せっかく時間を割いて投票に行ったのに20時には早々に当確が放送されてしまったときの徒労感。わざわざ投票してガッカリするくらいなら、大勢の側に投票すればむざむざとガッカリすることもないし、自分の投じた票が無駄ではなかったことになる。でも、この徒労感を乗り越えていくしかありません。
僕たちは「諦めないで」と訴えていくしかありません。つらいつらい道のりです。本当に報われにくい道のりです。でも、一人ではありません。
同じ志を持つ仲間とともに、また一歩ずつ進んでいこうと思います。これからも立憲民主党、そして荒木征二へのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。
第13回 モーニングピッチ
自身の選挙もあって、だいぶご無沙汰してしまっていましたが、モーニングピッチに参加してきました。懇意させていただいている企業さんをエスコートするためでもありましたが、私自身も楽しみにしていた出席です。
この日は一件の先進事例紹介のあと、4人の方が登壇されました。私は市議会があるため、3人の方の事例発表までしかいられなかったのですが、久しぶり良い刺激をいただきました。
とくに、高崎経済大学地域政策学部の3名が発表した「シャッター商店街を、『パスタの街』を象徴する場所へ!」はなかなか聞きごたえがありました。
「高崎パスタ」と「シャッター商店街」はテーマとしては出し尽くされた感があるのですが、出し尽くされている割には何も解決していない、少しも進んでいない、という点では不思議と共通していますね。
今回の発表内容も、たしかにびっくりするような斬新なものとは言えないかもしれませんが、高崎にとって大事なテーマとあらためて向き合って考えてみるきっかけをくれたという意味では、とても意義深かったかと思いました。
考えるだけではダメなんですよね、行動しないと。
斉藤あつこ必勝集会
「立憲の夏」
どうやら(いまのところ)衆院解散の話は影を潜め、どうやら参議院議員選挙一本の選挙となりそうです。この日は午前中に立憲民主党群馬県連合本部の定期大会がまずあって、そのあと午後から斉藤あつこ必勝集会が、党本部から枝野幸男代表をお招きして開催されました。
ちなみにこの日、荒木征二は立憲民主党群馬県連合本部の副幹事長を拝命いたしました。ご報告までに。
マーキュリーホテルの一番大きな会場がほぼ一杯になっていましたから、500人は入っていたのではないでしょうか。
冒頭、まずは枝野代表からの応援演説です。
枝野代表の演説は本当に心打たれるところがありますし、何度聞いても本当に勉強になるのですが、この日の演説は一際すばらしかった!
もともと労働者の賃金アップを声高に訴える、堂々と主張しているのは立憲民主党だけですが、この日、枝野代表はさらに踏み込んで、公共サービスに携わる者の賃金についてもしっかりと主張されていました。今日は僕の仲間も会場に来てくれていたので、働く者の賃金、とくに公共サービスに携わる者の賃金についてもはっきりと賃上げを主張してくれたのが本当に嬉しかった。仲間も喜んでくれたのではないでしょうか。とかく公共サービス現場で働く者の賃金はタブー視されやすい面がある中で、本当に嬉しかったです。
もちろん、斉藤あつこの決意表明も相変わらず素晴らしかった。「立憲の夏」はこれからどんどん熱くなります。