鶴辺祭り
お招きいただきまして、鶴辺団地の夏祭りにおじゃましてきました。例によって大変な暑さの中でしたが、とても賑やかなお祭りで感動しました。こちらのお祭りの羨ましいところは、何と言っても子ども神輿があること。そして、和太鼓だとか応援団だとか、近隣の学校から出演があること、などなど。さすがは鶴辺団地と感服しました。運営される方々のご苦労は相当だと思いますが、いろいろと催し物があると盛り上がります。僕もこのところ和太鼓に執心気味でしたので、太鼓演奏は堪能させていただきました。
模擬店も住民の方が汗をかいている様子で、こちらも活発。別件があったので、途中で失礼させていただきましたが、夜の部もきっと賑やかだったことでしょう。ぜひ次回(2年後?)もお邪魔したいと思います。
広報委員会にて
今期、荒木征二は広報委員会の副委員長を拝命しております。広報委員会では、定期的に市民の皆様のお手元に配布されてる「市議会だより」を編集しています。編集といっても、レイアウトから校正まで議会事務局によってされていますので、委員会での所掌は最終確認という意味合いの審議をするのみです。
前回は7月17日に開催されまして、6月定例会の内容を掲載して発行される第270号の内容について審議いたしました。
270号の紙面審議が終わった、その後に僕からは以前から考えていました、「一般質問その後(仮称)」なるコーナーの新設を提案させていただきました。
どんなコーナーかといいますと。市議会定例会では毎回、20名程度の議員が一般質問に立ちます。その中では時に、議員の一般質問がキッカケとなって、市の施策に直接つながるケースがあるのです(それほど件数は多くないですが)。
そういったケースをこの「市議会だより」に取り上げることで、市民の皆様に市議会活動の成果を一端をお知らせすることができると考えます。
何某の議員が一般質問して問題を提起した
→ 市の執行部がそれに応えて具体的に施策を施して
→ 今現在、こうなっています
という一連をダイジェストで良いのでお知らせするコーナーです。
と、考えまして提案させていただきましたが、一部委員から異論もでまして、今回委員会では結論を出さず、次回に持ち越しとなりました。即断で否定されるよりはましだった、と前向きに捉えております。
それほど難しいチャレンジとも思えませんので、粘っこく訴えていこうと思います。
活動報告
さて、参議院選挙に区切りをつけまして、僕は今週からしっかり本分に立ち返って活動を始動しています。
この日は僕の所属する教育福祉常任委員会が開催されました。また、後ほど詳しく書いていこうと思うのですが、高崎市議会は様々な問題を抱えています。多くの問題の一つに、常任委員会に上げられる報告がとても少ないという状況があります。
僕も市役所職員でしたのよく知っていますが、少しでも市民生活に影響がありそうな案件、報道に取り上げられる可能性がありそうな案件はとにかく常任委員会に報告する、こういう習慣がかつてはありました。が、今はだいぶ様相が変わって来ています。僕が市議会に加わってまだ3ヶ月足らずですが、如実に感じます。
7月24日の教育福祉常任委員会も報告案件は1件のみという状況でした。ちなみに、午前中開催の総務常任委員会は報告0件! これでは高崎市議会が言論の府から程遠い状況だといわれても仕方がないですね。
僕は誰になんと言われても議会で発言することが議員が議員たる本旨だと信じていますから、定例会ごとに一般質問していきますし、常任委員会でも発言していくことにしています。
ということで、この日の報告案件は1件だけでしたので、その他として3件ほど発言させていただきました。内容は以下の通りです。これからも荒木征二はしっかりと議会で発言していきます。高崎市議会が言論の府に立ち還られることを望みつつ。
1)来期の嘱託職員の公募について
会計年度任用職員制度への移行を見据えての募集の方法と時期について、学校職場、保育職場の担当課のお考えをお聞きしました。
会計年度任用職員制度について、高崎市もいち早く制度設計を整え、募集に際して条件をしっかりと提示できることが大切です。
2)ひきこもりに対する市の施策について
実態の把握が非常に困難で、かつ、家庭側からSOS発信されないと社会問題として認知さにくい、非常に取り扱いのナイーブなこの問題について、現在の市の把握と、相談が寄せられた時の対応についてお聞きしました
3)幼稚園職場における出退勤管理について
奇しくも今年は働き方改革元年とされています。このような世相の中で、いまだに出勤簿に押印というスタイルが幼稚園職場には残されている状況です。働き方改革の入り口は出勤時間と退勤時間を管理者が把握することから始まりますから、出退勤管理の仕組みづくりをお願いしました。
ご報告「参議院選挙」
7月4日に公示され始まった長い長い戦いが終わりました。立憲民主党の一員としてどこまでこの戦いに貢献できたのか。悔しさを胸に秘めつつ、自己反省をしていかなければなりません。
結果は、敗北です。結果を見たときは、とんでもない徒労感に襲われて、群馬で、高崎でリベラルの旗を振ること自体が無駄なことに感じたりもしました。
一夜明けてみれば、悔しさはあるものの、なにか新しい活力も得られたような感覚もあって、今はやや前向きに捉えられるようになりましたので、自分なりに総括してみようと思います。
【結果をみて】
まず、今回の結果は惨敗ではありません。一部報道にあったように相手方の大勝でもない。6年前、3年前と比較して着実に票を伸ばしていることから、『前進』していることは間違いないです。前回と比較して3ポイント以上投票率が低下した中でも得票を伸ばしてきたという点も評価できます。
自民王国と言われて久しい群馬・高崎で一回の選挙で快挙をあげることはとても難しいことです。難しいことですが、無理なことではありません。前述のように一回ごとに獲得票を伸ばしているのは事実です。今回は高崎で5万3千でしたから、次回は6万の上を、群馬で28万6千でしたから、次回は30万の上を目指す。こうして一歩一歩、時間はかかるとしても前に進んでいかなければならないのが、僕たちリベラルの戦い方なのでしょう。
一回の選挙で一発逆転といければ痛快ですが、そんな夢を追わずに、足元しっかりと見据えて進んでいかなければなりません。
【投票率について】
僕個人としての反省はまず、投票率向上に貢献できなかったことが挙げられます。
今回もまた、投票率の低迷に泣きました。西日本では豪雨の影響という外部要因があったからの結果ですが、群馬では期間中に特別強い雨が降ったわけでもなく、雨は理由になりません。
なぜ選挙に行かないのか。これまでは、めんどくさいからとか、分からないからとか、そもそも選挙していることを知らないとか、なんというか消極的な要因から投票に行かないという人が増えているのだと考えていました。
でも、今回の選挙戦をしていて少し考えが変わりました。積極的に投票に行かない人たちがいること(矛盾しているようですが)、そしてその数は決して小さくないことを感じました。「選挙になんか行ってやらない!」という一種の意思表示がある。政治に少しでも関わりたくない(投票ですら)と心から思っている人たちが少なからずいるということです。分からなくもない考えです。立憲民主党的に表現すると「政治を諦めている」ということでしょう。これは政治の責任につきます。
そしてもう一点は、一部の方もSNSで発信しています通り、報道の態度にも疑問があります。選挙が終わってから各紙は一斉に大事な論点を報道し始めています。どうして肝心の選挙期間中に、憲法改正のこと、外交・国防のこと、年金をはじめ社会保障のことなど、市民生活に直接関わる事項を報道しないのでしょうか? そして、示し合わせたように選挙が終わってからこれらを報道し始めて「今回の参議院選挙は年金問題についてが問われる選挙“だった”」と論評するのはなぜでしょうか? 大事なのは選挙期間中です。有権者がしっかりと考え、判断するための材料を提供することであり、今がその時、今が選挙期間中であることをしかと伝えてほしい。
残念ながら、有権者の方々に知らしめるという点では政治の持つ力は限定的です。ですから報道、特にTVの果たす役割は重要です。その点、某放送協会も含めて期間中の報道はとても消極的だったし、何にそんなに気を使っているのかと疑問を僕は抱きました。皆さんはどのようにお感じになったでしょうか?
【高崎におけるリベラルのこれから】
大勢にのっかっていたい気持ちも分かります。せっかく時間を割いて投票に行ったのに20時には早々に当確が放送されてしまったときの徒労感。わざわざ投票してガッカリするくらいなら、大勢の側に投票すればむざむざとガッカリすることもないし、自分の投じた票が無駄ではなかったことになる。でも、この徒労感を乗り越えていくしかありません。
僕たちは「諦めないで」と訴えていくしかありません。つらいつらい道のりです。本当に報われにくい道のりです。でも、一人ではありません。
同じ志を持つ仲間とともに、また一歩ずつ進んでいこうと思います。これからも立憲民主党、そして荒木征二へのご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。