ことし、政策研究チームつくりまして、本と図書館をテーマに研究活動を始めています。
その名をなんと、「福BOOK堂研究会」といいます。
"福BOOK堂"とは、通町にあるカフェ「Fuku cafe」さんに植本させていただいている、まちライブラリーの名称なのです。
さて、この研究チームで取り組みたいテーマですが、チーム名のとおり"まちライブラリー"とか"マイクロライブラリー"と呼ばれるものについて考えを深めていきたいのもそうなのですが、図書館にもとめられる本質的な役割だとか、図書館という空間について、期待される機能などについても考えていきたいと思っています。まだ、チーム内でちゃんと意思統一されていないので、あくまで僕だけの妄想ですが。
ということで今日は、これからこのチームで政策研究を始めていくにあたり、僕たちが取り組むべき真の問題はなにか? まちがった問題に取り組もうとしてはいないか? といった視座から論点を整理し、真の問題をあきらかにすべく、政策研究メンバーのほかに、おもに「たかさきBIBLIOミーティング」参加者などに声をかけまして、10名ほどで論点整理のワークをしてみました。
このメンバーではじめてする論点整理でしたので、はじめからカチッと論点が見えてくることはないだろうって思っていましたが、意外や意外、なかなかいい感じで整理ができましたね。まず、集まったメンバーの少なからずが、日常的に本に触れ、図書館を利用していて、図書館についてあれこれと考えてきたことがあったりと、経験値が高かったことが幸いしたようです。
今日は僕がこのワークのファシリテーターを仰せつかりましたので、たどたどしく進行してみました。
流れとしては、まずは現状の把握と望ましい未来像の共有から入ります。次いで、望ましい未来像を課題として設定した時の、課題に対する打ち手である、手段についても考えようかと思いましたが、時間的に無理と判断しまして、目標の共有に取りかかりました。
ここからはなれない思考整理法になったこともあり、メンバーの手も止まりかけましたが、なんとか、なんとなく目標のようなものがおぼろげに見えてきました。
とくにファシリテーターとして、課題と現象の混同、課題と目標の取り違えがないように、その点だけはメンバーにお願いして(ちょっと口をはさみすぎましたが・・)進めて、どうにか得られたこの脈絡。
まだ、メンバーの中に落ちていないでしょうし、もしかすると修正の必要もあるかもしれません。ただ、考え続けていくその、とっかかりがまずできたことは、小さな一歩と言えそうです。