荒木 征二 の ブログ

高崎での日々をつれづれなるままに書き連ねています。

読書メモ「不可能犯罪捜査課」/ディクスン・カー

 

不可能犯罪捜査課 (創元推理文庫―カー短編全集 1  (118‐1))

不可能犯罪捜査課 (創元推理文庫―カー短編全集 1 (118‐1))

 

 

 ディクスン・カーの推理小説は初めて読みました。なにかのサイトで、とても怖い話があると紹介されていて気になっていました。

 ディクスン・カーという作家は、ほかにもペンネームも持っているようで、推理小説では大家で、密室派、という事らしいです。もちろん、ウィキ調べです。

 突然ですが、ちょうどこの記事書くにあたり、ディクスン・カーのこと調べようとしましたら、ウィキメディア財団が寄付を募っていました。

 普段からお世話になりっぱなしのウィキですので、この際ですのでほんとうすこーーーしですが、寄付させていただきました。この程度の金額で、これほど重宝させていただけていること、ありがたいですね。

 

 で、わかったのは、ディクスン・カーという作家はエラリー・クイーンやアガサ・クリスティといった作家と同世代(か、ちょっと前)の作家だということ。エラリー・クイーンやアガサ・クリスティは昔から馴染みがあったのに、ディクスン・カーの作品になじみがなかったのは、なぜでしょうね? そういえばこの前、クリスティの「そして誰もいなくなった」を再読しましたけど、とても新鮮かつ純粋に楽しめました。

 

 さて、この作品の読後感です。どうにも印象に残りにくかった、というのが感想です。ぼくはこの本を枕元において、ちょこちょこ読んでいたのですが、さて読むかとページを開くと、それまでの話の流れがまったく頭に、というか印象に残っていない。短編集なのに。

 で、しかたがない、少しページを戻って、って読み方になりましたので、このボリュームの作品にしては、時間がかかりました。そして、読後の印象も、どうも・・ ぼくには合わないようですね。

 その一因は翻訳にあります。たしかに原文はそう書いてあるのでしょう。でも、それを授業ばりに一字一句正確に翻訳しなくてもいいんじゃないでしょうか。もってまわった、回りくどい、こねくり回した英文独特の言い回しを、これでもかってくらい漏らさず翻訳されていると、読んでいて頭が疲れます。そして、原文に書いていない事は、一切書き入れない。これが翻訳のルールなのかもしれませんがね。

 "ミス・トウィ・ジローの場合は、窓のカーテンの陰に隠れて、必要以上と思われる時間、出てこようとしませんでした。" → なかなか出てこようとしませんでした、じゃだめなんすかね・・

 

 ただ、「めくら頭巾」は雰囲気がありますね。映像化されると(されているのかな)面白いのではないでしょうか。