「明日の高崎」荒木征二

高崎市議会議員・荒木征二の日々を書き連ねています。

定例会一般質問

 9月10日、今回も一般質問に登壇いたしました。これでやっと10回目の登壇です。任期中に一般質問できる機会は16回しかありません。限られた回数の一般質問ですので、一回一回を大切に、丁寧に質問を構成して臨んでいこうと思います。

 

 今回の一般質問は「農業振興について」です。農政分野を一般質問するのは今回が初めてです。私自身が農業経験もないところで質問することに、プレッシャーもいろいろと感じましたが、以前からさまざまご相談をいただいている土地持ち非農家の件もありましたので、今回思い切って挑戦してみました。

 とはいえ、農業経験のない私がする質問ですので、農法だの栽培法だのを質問しても仕方がありません。あくまで農政「政策」について問う、という姿勢で質問を構成してみました。柱は、「荒廃農地の状況と発生予防、解消」、「新規就農者への支援」、「高崎農産物のブランド化と販路拡大」の3点です。

 

 録画が動画配信されていますので、関心ある方はご視聴いただければと思います。

takasaki.gijiroku.com

 

 一般質問を終えての私の感想です。総体的にいえば、高崎市農政は先進的に農業振興に取り組んでいると言えます。特にブランド化と販路拡大には精力的に取り組んでいると言えます。一方で、これは問題解決が非常に困難ですし、いち地方自治体の抱える問題を超越している面もあります、荒廃農地対策はこれからの課題となっている状況です。

 そう遠くない将来、私たち日本も食糧難の時代に突入するかもしれません。いまは植物工場など様々な施設も開発されていますが、安定的に食料を生産するためには一定の耕作地を守っておかなければなりません。

 荒廃農地解消への道のりは果てしなく遠いものがありますが、高崎市も今年度から本腰を入れた対策を講じてきました。

 少しずつでもいい、荒廃農地を減らす、そして価値観の大転換を経て新しい時代への宝物としていまある農地を「農地のまま」次代へ引き継げるよう、いまからの努力が大切だと考えています。このテーマについては、ひきつづき私も研究を進め、時機をみながら議論していきたいと思います。

 

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荒れた農地が増え続けています。