「明日の高崎」荒木征二

高崎市議会議員・荒木征二の日々を書き連ねています。

「知域に飛び出す公務員ライフ」 in 渋川

 今日は、渋川市のわるーーい市職員さんに無茶振りされまして(ほんとは仲良しですよ ^^)、渋川市の自主研チーム[渋川しぶしぶ]主催の「知域に飛び出す公務員ライフ」というイベントに参加してきました。

 このイベント、メインは山形市の職員・後藤 好邦さんの講演なのですが、講演の後にあるパネルディスカッションのコーディネーターを(無茶振りで)仰せつかった、というわけなのです。

 後藤さんの講演を聞くのははもう、かれこれ3回目か4回目かな。私たち地方公務員が持っていたい、素養に関わる部分の話なので、何度聞いても腹にすっと落ちてくるような話です。

 

【バネルディスカッション】

 で、その流れからのパネルディスカッション。後藤さんにはコメンテーターとして引き続き登壇していただきました。

 ちなみに、ディスカッション(討論)する気はさらさらないので、本当ならパネルダイアログ(公開の対話)、としたいところなのですが、こんな用語はまったく浸透していないので、まぁディスカッションとしておきますが。中身は完全にダイアログ(対話)となるように構成しました。あたりまえですけどね。

 僕は"飛び出す"とはどういう状態なのか、ということから、"飛び出す"ことの価値についてまで話を深められたら、という願いを込めてコーディネートしてみました。パネラーは、群馬県庁、高崎市役所、富岡市役所、渋川市役所でそれぞれの自主研チームに所属していて、すでに"飛び込んでいる"メンバーさんです。

 さて、"飛び出す"ことの価値とかきましたが、これって誰にとっての"価値"なのか、わかりますか? 一人は、飛び出している本人にとっての価値ですよね。あと2つくらい、その価値を享受すべき人がいると思っているのですが、誰でしょう??

 

 まず、導入となる問いは、「飛び込む」とは、どういうことなのか、です。飛び込むというフレーズが浸透したのは、会場でもお話ししましたが2012年の頃かと思います。書籍も紹介しましたが椎川 忍先生の著書『 』が、僕にとって"飛び出す"というフレーズの初見でした。

 

 パネラーの皆さんからは、それぞれの実体験からの、とっても意義深い話がつぎつぎと! こうして、知識ではない、実体験からの話を、自分たちの言葉で紡いでくれたのは、パネラーの方、一人ひとりが確たる意志を持って、"飛び出す"を実践しているからこそ、でしょう。

 

 まぁ、導入部は上々の入り込みで始まりました。そして、問いはどんどん深くなっていき、ほとんどイジワルとしか言えないような問いに深まっていきます。その問いとは・・

 

【飛び込んで、そして、それで?】

 正直に申し上げます。

 はっきり言って、ここまでくると話は弾まず、パネラー同士の話も噛み合わなくなって、コーディネーターが一人で四苦八苦。会場もなんだか同情ムードで気まずい雰囲気になって、というシチュエーションまで覚悟してました。が、開けてみれば何の事は無い。パネラーの方々は僕の心配など雲散霧消してくれましたよ。

 僕の問いかけは、はっきり言ってイジワルでした。でも、イジワルでも、"飛び出す"以上は、覚悟しなければならないし、飛び出しているなら、常に胸の片隅に置いておいてほしい、とっても大切なことを問いかけさせていただきました。パネラーの方々も、どれだけ思いを汲んでいてくれたのかは定かではありませんが、しっかりと、一人ひとりが胸の内の考えを会場に向けて披露してくれました。もう、これだけで僕は何もいうことはありません。パネラーの4人ただただ喝采です。

 

【僕もしっかりといただきました】

 わるーーい渋川市職の無茶振りから始まった、今回のパネルディスカッションのコーディネーター。いやーー、とか、なんで俺ぇ? とかつべこべ言いましたけど、結果的には僕もしっかりと吸収と収穫をさせていただきました。最大の収穫は、"飛び出す"は、一人ひとりがそれぞれ、めいめい色々でいい! です。それと、縦横の軸だけでなく、時間軸も加えて3次元で捉えていくこと、ですかね。

 

 今日も学びました! 明日からこの学びを活かしていきます!!

 

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