9月4日付の上毛新聞に外山 滋比古先生が登場していました。記事をみて切り取り、今日になって読んでみました。なになにほうほう、えぇーーー !(◎_◎;)
外山先生の著作は『「読み」の整理学』という本を読んだのが初めての出会いでした。ある人が、たかさきbiblioミーティングにこの本で参戦したのがきっかけです。
そのときのビブリオ・バトルでの書評がとっても秀逸だったのもあって、すぐさま注文して読みましたね。読書って、ついつい好きな作家のものばかり偏食しがちなのですが、それを戒めてくれた、ぼくのなかでは最上クラスの良書でした。
で、この記事は、先生の著作「消えるコトバ・消えないコトバ」の発刊に絡めてのインタビュー記事なのですが、その最後が秀逸。
"「思考の整理学」では、アイデアノートに書き留めておくことを勧めていたが、今はやめた。
やめた!? やめちゃったの???
「書いたら安心して忘れてしまうので、今は頭に記憶しています。どんどん忘れますが、どんどん新しい言葉が出てきます。」" とのこと。
御歳92歳、いまだ成長をつづける外山先生に感服です。まぁ、その時々で人間の有り様は移ろいますからね。その時その時で最善をもつくしていくのでしょうね。
もちろん「消えるコトバ・消えないコトバ」もさっそく読んでみることにします。