今日は、前橋市の自主研チーム"MM=13S"の企画で、前橋市と高崎市とで公設美術館を巡るツアーがありました。一応、前高連携企画となっていますが、ほぼほぼ前橋チームがビルディングしてくれましたので、僕ら高崎チームは乗っかっただけ、って体裁でした ^^;
まずは、高崎市立美術館からスタート、館長から地域に美術館がある、ということの有益性を中心とした講演を聞きまして、それから学芸員さんの案内で企画展を見て回りました。
そして、徒歩で高崎タワー美術館へ。美術館のハシゴってなかなか出来るもんじゃありませんよ。僕も随分前ですけど、市立美術館とタワー美術館の合同企画展があった時に、初めてして以来です。「アルフォス・ミュシャ」展の時でしたっけ?? - 美術館をハシゴできる街・高崎 - これからこれで売っていきましょー!!
タワー美術館でも学芸員さんの説明があったのですが、何より素敵だったのが企画展の作家さん2人が実際に自分の絵の解説をしてくれていたことです。何方かが言ってましたが、既に作家が亡くなっているような古典的な絵も素晴らしいのですが、まだ作家さんが現役で活躍されているような、まだ古典になりきれていないような絵画も将来性を想像したり、発展性に期待したりして楽しめるのだそうです。こうして、作家さん自ら絵の解説をしてくれているのを聞いていますと、その絵の見方もまた違ってきます。
学芸員さんもおっしゃっていました。身近に美術館があるということの何よりの意義は、身近に気軽に『本物』に触れることができるということだそうです。ネット上でなく、テレビじゃなく、本物を見たり触れたり聞いたりするということの大切さと、それができる環境にいることのありがたさを改めて感じることができました。僕ももうちょっと本物に触れる機会を増やさないと、と思った次第です。
さて、その後ツアーは前橋市に移動。噂の「アーツ前橋」です。こちらでも館長自ら講演&案内をしてくれたのですが、高崎の美術館と全く違ったカラーを持っていることがよくわかります。館長の言葉のなかで印象的だったのが「交流」です。美術館がハブになって、地域交流を仕掛けているなんて、とても素敵です。これからもアーツ前橋に注目です!