「明日の高崎」荒木征二

高崎市議会議員・荒木征二の日々を書き連ねています。

総務常任委員会

 本日26日は私の総務常任委員会デビューとなります。かねてからテーマをいくつか温めてきましたので、「肩はあったまってる」という状態です。

 まず確認していきたいのは保健所スタッフの残業状況です。コロナ禍も2年が経過したわけですが、今回の第6波(いまも第6波の渦中か定かではありませんが)はこれまでにない規模で新規陽性者を出しました。必然的に保健所業務も大きくなるわけです。特に高崎市は積極的疫学調査を継続中ですので、これまでにない過酷な勤務状況となっているものと想定しています。先日は新聞報道もされましたから、すでにご存知の方も多いと思いますが、こうして慢性的に過労死ラインをはるかに超越した残業が続いていては、健全な保健所運営ができているとは思えません。

 もう一点、確認しておきたいのが高崎市行政におけるペーパーレスの観点から考える電子決裁の普及率です。脱炭素の観点、温暖化対策の視点からだけでなく、コストカットの面からもペーパーレス化は高崎市に必須です。

 

 今回の質問を皮切りとして、高崎市政におけるDX推進を促していきたいと思います。

  

本文とは関係ありませんが、直近の高浜クリーンセンター建設現場です

 

児童相談所

 今日は子どもアドボケイトに取り組んでおられる方とご一緒させていただきまして、群馬県の中央児童相談所にお邪魔をしてきました。

 政府の方では来春のこども家庭庁にむけて、所掌範囲がどうしたの、縦割りの解消が問題だのとやっておりますが、今日も現在進行形で子どもを守る取り組みが続いています。その取り組みは必死であり真摯な姿勢であることに一点の疑いもありません。しかし、乳児を含めた心に傷を負った子どもたちにとって、ある意味「一所懸命な大人」の姿というのは、善悪の物差しとは別の部分で「脅威」になりかねないのではないか。何が言いたいかといいますと、児童相談所、特に一時保護所には子どもとスタッフという当事者とは別に第三者の目が必要なのだろうということです。子どもは必死に生きています。スタッフも懸命に取り組んでいます。当事者両者の間に狭間ができないよう、すきま風が吹かないようにあるのが、子どもアドボケイトなのだろうと私は解釈しています。

 

 まだ広くお伝えはできませんが、ここ群馬でも子どもアドボケイト普及の芽が出ています。私は微力な身ですが、この取り組みに全面的に賛同していますし、あらゆる形の努力でお支えしていきたいと考えています。

  

 

市議会・臨時会

 今日は臨時会の開会日です。毎年5月の臨時会は人事議会と呼ばれることもあるように、議会内の人事が変更が変更されます。私自身に直接関係するのは常任委員会でしょう。これまで建設水道常任委員会に所属してきましたが、先日の会派内の話し合いを踏まえて、今日からは総務常任委員会に所属することとなります。総務常任委員会はその名の通り、高崎市市政の骨格をなす部分を所管としています。職員の処遇・待遇のことから移住・定住、広報や文化など意外と幅広なカバー領域の常任委員会です。私の任期の最後の1年で総務常任委員を担わせていただけることに感謝して、全力で取り組む覚悟です。

 

 5月といえば五月晴れですが、今年はもう梅雨入り?というような日々が続いて寒暖の差の波も激しく。体調を崩しやすい状況ですね。コロナの対策もそうですが、体調にはじゅーーぶんに気をつけていきましょう。

 全く余談ですが、しょっちゅうお世話になっている(主に夜に)高崎駅西口の公衆トイレ。いつも綺麗に清掃されていて、気持ちよく利用されています。先日も利用させていただきましたが、気がつくときちんとウエスが敷かれた上に可愛らしいせっけん台がちょんと。清掃の方のお気遣いでしょうか、なんだかとても嬉しくなりました。こうした気遣いをいつもできる人間に私もなりたいものです。

  

いつも綺麗に清掃されています

 

3月定例会・後半戦

 啓蟄も過ぎ、すっかり春めいてきました。このブログも二四節気ごとにしか更新していない状況で恐縮の限りです。

 

 さて、市議会定例会でも最も大切な3月の定例会の会期中です。明日から後半戦の常任委員会が始まってきます。すでに関係各所にはご面倒をおかけしましたことをお詫びして参りましたが、この度近親者にコロナ陽性が発生したことから約2週間にわたり自宅謹慎、もとい自宅待機を余儀なくされ、大事な本会議を欠席することとなりました。ここまで欠かすことなくやってきた一般質問、それと会派のご推薦をいただいた総括質疑のチャンスもフイにしてしまう結果となりました。あらためて新型コロナの恐ろしさを体感しました。その意味では良い経験もしたと捉えまして、後半議会で挽回すべく頑張りたいと思います。

 

 遠くウクライナ情勢に毎日心をいためております。おそらく多くの方が思いを同じくしていることと思います。1日も、いえ一刻も早い解決をいのりつつ、令和4年度予算案について渾身の審議をさせていただきました。明日からさっそく総務常任委員会がはじまり、仲間の議員が審議に入ります。私の属する建設水道常任委員会は週明けの15日となります。

 

 それと、みなさまの周りで交通安全標識の手直しが進んでいるのではないでしょうか。いま、高崎市内の各所で「止まれ」の道路標識の手直しがどんどん進んでいるようで、私の地域でも次々と手直しが進んでいます。ありがたいことです。おそらく昨年の八街での痛ましい事故の影響かと思うのですが、こういったきめ細かな配慮が安心・安全をつくっていくことになるのだろうと思います。新年度からは横断歩道の手直しも進んでいくことになるようです。こちらについても私もしっかりと注視して参りたいと思います。

 

f:id:astelope2:20220308182558p:plain

 

節分をむかえ

 早いもので土用も明け、節分を過ぎました。コロナの第6波感染拡大はいよいよピークを迎えているようで、昨日は高崎市でも新規陽性者が過去最大数の296人となりました。

 これだけの感染拡大となれば、市民の動揺はいかばかりか・・・との想定で、私はここのところ地域歩きを重点的に実施して、地域の皆様からさまざまお話をうかがう活動に注力しています。もちろん、まん延防止等重点措置の期間中ですので、感染対策を徹底してのことです(2~3mもの距離をとっての会話は不自然ですが仕方ありません)。自然と話題はコロナと3回目のワクチン接種の話になりがちなのですが、話していて実感するのが、新型コロナ感染症がすっかり市民の皆さまの腹に落ちていることです。もちろん、感染したくはないし、周囲に迷惑をかけたくないという思いは今も変わりはありませんが、昨年の第5波までと比べてとても冷静に受け止めているという印象です。

 ウイルス感染は根絶することは叶いません。その意味でコロナウイルスとも長い付き合いになるのだろうと、納得という言葉が適切かわかりませんが、そのような落とし込みがだいぶ進んでいると実感しています。

 さて、その中で、国会では緊急事態宣言が議論されています。上ではまん延防止等重点措置の延長が検討されているようです。はて、これは市民の思い、民意によった発想になっているのでしょうか? 政府専門家も、今回感染拡大の全国的なピークを2月上旬頃とみているようです。一足先に拡大した沖縄ではすでにピークアウトしたとの見解が示されました。決定権者の方には沈着冷静な判断をお願いしたいと思います。

  

f:id:astelope2:20220204104450p:plain

昨日回りました吉井地域の昔ながらの農村風景、美しいです

 

まん延防止、再び

 今日から全県下で再度のまん延防止等重点措置が適用されました。年明け早々に市中感染が確認されて2週間あまり。高崎市内の新規陽性者も一日あたり100人を超えるようになっています。

 

 今回の変異株は強い感染力と対照的に毒性はデルタ株よりも低いと伝えられています。実際に、オミクロン株の患者は重症化しにくいようです。そうしたこともあり、この間さまざまな業種の事業者の方々と意見交換する中で、これからの感染症対策は経済を意識したものとして欲しいといった声をたくさん頂戴してきました。私自身もそう思ってきました。今回(第6波)については、新規陽性者数はデータとして確認しつつも、その数値に一喜一憂するのでなく、どこで発生したのかに拘泥するのでなく、冷静に淡々と受け止めることが大切で、あまり過剰に反応しないでもらいたいと考えていました。コロナ禍も3年目を迎えたことですし、経済をそろそろ本気で考えていきませんと、ただでさえ苦しいこの国の状況ですから、今後の展望がますます暗いものになりかねません。

 

 といったことを考えていましたし、そのような話を私自身もしてきました。しかし、いよいよ病床使用率が46%を超える状況となりました。医療が逼迫しては判断の余地はありません。今回もまん延防止等重点措置の適用となったことは、本当に残念なことではありますが、妥当な判断だったのだろうと今は考えるようにしています。

 

 これから3週間ちょっと。また我慢の日々となりますが、再度感染症対策を徹底して乗り切っていきたいと思います。ちょうど次回の定例会も近づいていますのでしっかりと学びと構想の時間に充てていこうと思います。

 

 みんなで共に乗り切りましょう! ピークアウトの日を待ちわびつつ。

 

f:id:astelope2:20220121122503p:plain

当分、高チャリたちの出番も減りそうです

 

年頭にあたり

 コロナ禍がつづきますが、月日は弛まず、滞ることなくすすみまして、いつの間にか新年を迎えました。あらためまして、みなさまあけましておめでとうございます。

 

 昨年もそうでしたが全くおめでたい気分になれない年末年始を過ごしまして、昨日4日からしっかりと活動開始しました荒木征二です。今回の国が決めた子育て給付金には収入・所得の制限があるわけですが(政権与党内でのいろいろがありましたね)、これが果たして公平なものなのか、考えさせられました。一般的には高収入=生活にゆとりがある、という発想になるのでしょうが、ボーダーラインギリギリのところで命運がはっきりと別れてしまう。また、基準額を超える世帯収入があったとしても、その世帯ごとに抱えている事情はそれぞれで、単純な数値では決して線引きはできないのだろうと思います。

 一部自治体では、独自の財源を用意して事実上の所得制限を撤廃して給付を行なっているようです。これも一つの決断なのだろうと思います。地方議会に身を置く者としては、国の政策はコントロール外のことですので、何を言っても無力感しかないのですが、一方で自治体の裁量が問われたのだとも思います。

 はたして高崎市の判断は、市民間に公平なものであったのか。私自身もこれからしっかりと見極めていきたいと思います。

 

 年初からなにやら重苦しい話をしてしまいましたが、おかげさまで体調は好調です。今年は寅年、猛進の一年としたいと思います。

 

 みなさま、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

f:id:astelope2:20220105192652p:plain

ご来光がきれいな元旦でした