「明日の高崎」荒木征二

高崎市議会議員・荒木征二の日々を書き連ねています。

春の大嵐、の予感

 早いもので金曜日。今朝も朝宣日和となりました。城山団地入口交差点で朝のご挨拶から1日をスタートです。スピーチ内容は国政状況とコロナ感染拡大についてを切り口に、今回の高崎市による消毒液と除菌スプレーを職員による全戸配布すること、などについて、諸々お話しさせていただきました。諸々と申しましたが、もっぱら全戸配布についてスピーチさせていただいたのが正確でしょう。

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新緑の眩しい城山団地入口交差点

 今回のこの全戸配布事業については、日を追うごとに市民の皆様から声が大きくなるのを、そしてそれが熱を帯びつつあるのを実感しています。

 その声の多くは、「拒絶」の二文字で言い表すことができます。再び高崎をおそう感染拡大の波の中。果たして今、全戸、訪問、対面手渡しが必要とされているのでしょうか??

 

 さて、今日は嬉しい話もありました。お世話になっている方がこのほど電子書籍を出版するとのこと。27日に発刊とのこと。早速読みまして、こちらのブログでも感想含めてご報告させていただきたいと思います。

 

 今日は他にも挨拶回り、支援者回りと一生懸命に取り組ませていただきました。最後に高崎市職労の中央執行委員会に出席して、今日の活動を終わります。

 また明日も悔いを残さないように取り組みたいと思います!!

  

 

障害を持った子供のお母さんへ伝えたいこと

障害を持った子供のお母さんへ伝えたいこと

 

 

コロナの脅威、再び

 ガイドライン警戒度が2に引き下げられて、気が緩んだということもないと思うのですが、いよいよ高崎市にも第4波(と称するかは今のところ定かではありません)らしき様相となってきました。4月21日が10人、20日が6人、19日が5人、18日が8人と直近のトレンドが増加傾向です。首都方向であれだけの感染拡大となっていますので、高崎にも波及するのも仕方がありません。今一度の感染対策の引き締めが必要です。県もすでに愛郷キャンペーンの一時停止を検討していると報じられています。

 ここまで、高崎市保健所の必死の努力の賜物で、第3波までギリギリのところでしのいできましたが、保健所の努力も限度があります(行政保健師の定員数は増えませんし)。

 このような状況下で職員が全戸訪問して消毒液・除菌スプレーを配布するそうですが、はたしてそれが市民感情にどう影響するでしょうか? 少なくともこれまで、私も複数の市民の方からこの件についてお話しいただいていますが、総じて歓迎ムードではありませんでした。どちらかといえば、拒絶ムード一色なのですが。

 

 さて、今日は高崎市の行政嘱託の皆さんの嘱託部会・幹事会がありましたので出席してきました。三密回避と消毒を徹底して対面で実施してきました。リモートも良いのですが、やはり対面は話が弾み、話が進みやすくてよいのですが、次回も対面開催できるか、微妙ですね。

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幹事会はそれぞれの職場の意見を持ち寄り共有できる場です

 

自治体議員懇

 今日も早朝から晴天に恵まれて、支援者訪問からスタートしました。午前中の訪問活動でしたが、汗かくような陽気。なかなか訪問しても会えないことが多いのですが、留守にしてるということは元気にされていることでもあるのでしょう。

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春というより、初夏のような日でした



 午後になって、寺尾学童クラブの会計の関係で少々のやりとり、その後に箕郷福祉会館に報告と連絡事項があって訪問。

 16時からは自治体議員懇の全体会議に出席しました。昨日は連合群馬の議員懇談会で、今日は自治体議員の懇談会です。ややこしいですね。全体会議では意見書採択のことや6月議会に向けての活動報告、そして来夏の参議院議員選挙についてなどが話し合われました。高崎のことばかりでなく、ほかの自治体議会の様子を知ることができるので有意義な時間でした。

 最後に学校臨嘱労組の執行委員会にお邪魔しまして、今日の行動は終了。社協職員向けに発行するニュース原稿を作成しながら今日も終了です。

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ここのところ、どんどん活性化してます

 今日もなかなか濃厚な一日でした。明日もがんばります!

西毛広幹道

 早いものでもう火曜日。ということで毎週恒例のモーニングセミナーから一日がスタートしました。だいぶ日が長くなってきたのを毎火曜日に実感しています。

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毎週火曜の朝食はここ!

 その後は高崎市社会福祉協議会を表敬訪問した後、議会運営委員会に出席。クラブ会議で今季の委員会構成などなど協議がされた後、連合群馬議員懇談会の西毛ブロック主催の現地視察会に参加しました。

 今日の視察は工事進捗が進む西毛広幹道の安中工区の完成区間を視察させていただきました。全線開通まではまだ時間がかかりそうですが、開通の暁にはだいぶ車の流れが変わってくることでしょう。

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九十九大橋にて

 

汗ばむ陽気のなか

 先週末は荒れ模様でしたが、今朝はきれいに晴れ上がりました。ちょっと風が強くて、花粉が相変わらず飛んでて黄砂まで運んでくるこの風には閉口ですが、天候にあまり文句を言っても仕方がありません。

 今日は寺尾町北交差点で朝のご挨拶からスタートしました。新学期がスタートしてまだ2週間足らず。一見して新入生とわかる高校生の自転車さばきにヒヤヒヤしながらスピーチさせていただきました。国政の状況についてはデジタル関連改革と人に知られたくない情報をいかに個人の力で守れるかについて。それと国家公務員法の改正と公務員の定年延長について、私なりの解釈でお話しした後、今度の消毒液と除菌スプレーの全戸配布について、私の考えを訴えさせていただきました。

 

 その後、お悔やみにお邪魔してから溜まったデスクワークを処理(しきれない、まったく汗)した後、数軒ご挨拶まわりとニュース配布に回ってまいりました。

 

 さて、道中で以前から気になっていた「烏川かわなか緑の広場」に寄ってきました。緑地広場に遊具が設置されたということで、様子見です。さっそく親子連れが楽しそうに遊んでいるようで、なによりなにより。

 

 その後、市議会によりますと、なにやら市庁舎前で場所取りのような方々の姿が。そういえば明日は「職場環境改善事業補助金」の受付開始日でした。もう並んでいる方がいるようです。この受付方法は今後の改善課題ではないかとあらためて思いました。

  

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楽しそうに遊ぶ親子の姿が

 

消毒液と除菌スプレーを全戸配布!?

 広報高崎4/15号に掲載されていました。高崎市は4月末から、市内の全世帯(約17万世帯)に手指消毒液と除菌スプレーを配布すると発表しました。その配布方法は、高崎市の職員が個別に全世帯を訪問して、対面で手渡しするとしています。

 目的は、家庭内感染の予防とその注意喚起とのこと。

 

 さて、この件についてです。

 

 貰えるのならありがたい、という声も確かにあります。しかし、私には疑問です。以下、長文となりますのでご注意ください。そして、市議会議員としての私にできる対応は、容認せざるを得ないというものです。専決処分して決断されてしまっては、一人の議員として無力であることを痛感して自責と自戒を込めて記したいと思います。

 

1.手指消毒液について(ビオレu)

 家庭においても手指消毒は感染対策として極めて有効です。しかし、家庭においては帰宅時に流水での手洗い(石鹸など使えばなお良)で十分対策となります。アルコールによる除菌・消毒は、水場のない外出時にこそ有益(速乾でハンカチなど使わなくて済む)なのではないでしょうか?

 

2.除菌スプレー(ファブリーズ)

 確かに帰宅時の衣服を除菌することも有益かもしれません。しかし、市民の中にはこの種のスプレーの化学的で人工的な"臭い"を嫌う人がいます。たとえ無香料をうたう商品であっても敏感に反応してしまう方もいるのにも関わらず、この種のスプレーを配布することの無配慮さ。

 

3.全戸配布すること

 約17万世帯を約800人(4/14上毛新聞、4/15市議会教育福祉常任委員会より)の市職員が全戸訪問して配布することについてです。

 

-1 市職員とはいえ、他人の訪問を市民が喜ぶか? 感染対策の注意喚起としながら対面を全戸に実施することの危険を考えているのか? もし市職員の中に感染者がいたら、もし、訪問した職員が感染者と対面したら。市職員がウイルスを媒介することになるのではないかという恐れは決して拭えません

-2 全戸配布と簡単に言うが、現実問題として可能か? 私の経験からして、特に都市部の住宅は訪問しても住民と会える可能性はとても低いです。そもそも不在のことが多いですし、特殊詐欺などが横行している社会ですから、インターホン鳴らされても見ず知らずの人間がモニターに映っていたら、応答すらしてくれません。それがアパートとなると遭遇率は極めて低くなります。オートロックマンションなどはどのように訪問していくのでしょう? 私の経験からすると、平日日中に回っても効率はとても悪いです。休日に配布することなるのでしょうか。経験からして最も効率が良いのは休日の午前中ですが、職員は休日返上して配布に回らなければならないのでしょうか?

 終わりの見えない作業に職員は延々と取り組むことにならないでしょうか。

-3 みなさんは市職員はいつも暇しているとお思いでしょうか? 地方公務員に向けられる世間の目がとても厳しいことは重々承知しています。それでもあえてお伝えしたいのは、行政サービスの現場は今、深刻な人手不足に陥っています。決して増えない人員の中で増え続ける業務量・・・ 高崎市の職員はギリギリのところで目の前の業務と向き合っています。そこに、配布作業に時間を割かれては、業務が滞ることは明らかです。業務が滞ることで行政サービスが滞る。このツケを背負わされるのは市民の皆さんです。この配布事業の割を食うのは市民の皆さん自身でもあるのです。

-4 配布が世帯単位です。単身世帯でも1セット、3世代世帯でも1セットの配布ですから、公平を保ち難い手法です。

 

4.地方創生交付金の使い方

 この事業の財源は地方創生交付金を使うとされています。令和3年度分なのか2年度補正分なのか定かではありませんが、交付金の使い方は自治体の個性ですから正解不正解はありません。が、消毒液と除菌スプレーを配ることに使うというのは、正解に程遠いのではないかと考えています。求める人にや事業所にPCR検査を手当てするなど、もっと市民の納得性の高い手法があるのではないでしょうか。

 

 結論をまとめると、この事業は、頼んでもいないのに借金させられて購入した消毒液と除菌スプレーを市民の虎の子である職員を酷使して感染拡大の危険性をはらんだ配布作業に従事させることで低下した公共の弊害を甘受させられる、ものだと思っています。

 

 以上、思いつくままに書き連ねてみました。先述の通り、これを専決処分されてしまった以上、高崎市議会議員・荒木征二として異を唱えることは叶いません。私にできることは、市民の皆さんがこの事業をどう捉えるのか、その民意を正確に知ることなのだろうと考えています。

  

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職員が対面で手渡しする様子が記載されています

 

春の嵐

 明け方、バラッと降った雨は短時間で止みまして、朝宣日和の朝を迎えました。今朝の朝宣は高崎駅東口駅前広場にお邪魔しました。

 一時期は本当に学生の方を見かけない日々が続きました。今朝は、まだ若干少ないような気もしますが、たくさんの学生さんが通学バス乗場に並ぶ光景が見られました。新年度となって、対面の講座がだいぶ増えてきたのでしょう。

 

 さて、今朝の上毛紙で報じられた、高崎市役所職員による消毒液、除菌スプレーの全戸配布についてです。我々には先週、伝えられたのですが、いまだもって私の頭の中では次から次へと「???」が湧いて出てきます。この件については、いずれ私なりの見解をまとめてお知らせしたいと思っております。このことを考えるといまだに軽いめまいを覚えるのです。

 

 今日は一点だけ、とても対照的で印象的だったことをお伝えしたいと思います。先述の通り、今朝の上毛紙1面にこの件が報じられたわけですが、同じく今朝の朝日新聞群馬版では太田市の取り組みが報じられています。

 太田市は、職場でコロナ陽性者が発生した場合、濃厚接触者に限定せず、その職場の全従業員を公費でPCR検査する事業を今週開始したというのです。財源は高崎市と同じく地方創生交付金とのこと。ここに私は大きな、果てしなく大きな落差を感じてしまうのです。

 比べても仕方がないのですが、市民の皆さんがどう受け止めていらっしゃるのか、私なりのやり方で窺う努力をしてみようと考えています。

 

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雨上がりの爽やかな朝