「明日の高崎」あらき征二

高崎での日々をつれづれなるままに書き連ねています。

嘱託部会設立大会

 僕が中央執行委員長を務めております「高崎市役所職員労働組合」は、7つの支部と4つの労働組合と2つの部会で構成される連合体組織です。組織でした! それが、この日新しい仲間を迎えることができ、7支部4労組 “3” 部会となりました!!

 

【正規と非正規と】

 僕たち高崎市役所職員労働組合は数年来、高崎市の公務サービス現場で働く仲間は正規職員と非正規職員の区別のないものとして組織づくりに取り組んできました。もちろん、50年を超える長い歴史のなかの、その大半の時間は正規の、いわゆる市役所職員のための労働組合であったことも事実です。

 でもいま、働くことの意味と価値に正規と非正規の区別はないことは社会の共通認識となっています。だって、自分たちの生活を守るために働くということの意味に大きな違いはないでしょう。

 地方自治体だって同様です。高崎市の公務サービス現場で働く人々もそれぞれが、それぞれ守りたい生活があって、その生活を営み、維持するための糧を得るために高崎市の公務サービス現場で働いている。その意味と価値に個人間で大きな違いはありません。ただ、厄介なことに正規と非正規という、入り口の違いが厳然たる事実として横たわっている、という現実があるだけです。

 

【嘱託部会】

 高崎市の場合、非正規の、つまり臨時的雇用形態で働く職員はおおきく嘱託職員と臨時職員に大別できます。「嘱託職員」、とは通称でして、自治体によって呼び名はそれぞれのようです。

 そのうちの嘱託職員については市立保育所ではたらく嘱託職員、市立学校ではたらく嘱託職員がまず組織化され、それぞれが労働組合を結成しています。

 そしてこの日、結成されたのは、一般職の嘱託職員による組織、「嘱託部会」というわけです。一般職の嘱託職員とは、各所の窓口業務や公民館・図書館といったサービス現場など、さまざまな場所で働く嘱託職員の総称です。

 こうして、高崎市では、非正規職員のうちの嘱託職員については、誰もが仲間になれる環境が整ったことになります。ちょうど3年越しの取り組みの成果が、この日結実したわけです。

 

 ちなみに、ここまで読んでいただけた方の中には「ん、じゃ臨時職員は?」と思われた方もいるかもしれません。するどい! そこは会計年度任用職員制度が導入される、という事情が複雑にからまっておりまして、明日からの課題となっています。会計年度任用職員のことと、臨時職員のこれからについても、しっかりと進めていかなければいけない重要課題なのです。

 

【同一価値労働同一賃金への道】

 待遇の、その決定的な差は、その働き方の入り口が正規だったのか、非正規だったのかの違いにあるだけです。同一価値労働には、同一賃金を! その意味の正しさと圧倒的な説得力は誰もが認めるところです。ですが、たかだか一地方の一委員長程度の両手が及ぶ範囲では社会の構造を作り変えることはできません。それはきっと、国政の場で働く人々に託されているテーマなのでしょう。投げやりでも放棄でもありません。そこは単に役割分担なのだと考えています。

 待遇の決定的改善、同一価値労働同一賃金の達成は、上述のとおり国政に委ねるべき論点だと考えます。しかし、高崎市役所職員労働組合の中央執行委員長としての僕には、こうして非正規職員を仲間として迎え入れたからには果たすべき役割があります。それは、嘱託職員の労働条件の改善です。ここで事細かに事例を書き連ねるわけにはいきませんが(趣旨が変わってしまうので・笑)、それを一言で表現することは可能です。『嘱託職員の便利づかいはやめていただく』、です。

 

 高崎市に嘱託職員という制度が導入された、その当時にはそれなりの事情があって嘱託職員として働かざるを得ない方がいたという話は聞いています。しかし、制度の導入当時の社会的背景がどうだったかは、今の時間を生きる私たちにはほとんど意味のないことです。

 嘱託職員だから、正規職員の都合で便利につかっていい? そんな理屈はいまの世の中、まったく通用しません。残念ながら、今もなお、そんな風潮がこの高崎にもちらほら残っているように聞きます。まずは、僕の果たすべき務めは、そこ改善していくことになるだろうと考えています。

 今日ここに誕生した「嘱託部会」が自立するまで、しっかりとサポートしていきたいと思います。

  

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