「明日の高崎」あらき征二のブログ

高崎での日々をつれづれなるままに書き連ねています。

たかさきbiblioミーティング #23

 なんだかんだ(とは特に言われていませんが、)と今回でもう23回目を数えました、「たかさきbiblioミーティング」。

 今回のバトルテーマは「後世に影響を与えた一冊」で、5冊がエントリーしました。

 

 まず1冊目は、「未来をつくる図書館 -ニューヨークからの報告」/菅谷 明子著です。

 公立、ではなく公営の図書館。日本のそれとは違う、180度異なる観点から図書館運営を捉える海外の図書館事情を紹介してくれました。

 

 2冊目は「地球の長い午後」/ブライアン・オールディズ、です。日本ではあまりメジャーにならなかったSFらしいSFとのこと。この本で描かれている未来の地球の描写はあの「風の谷のナウシカ」に登場する腐海の森に通じるものがあるのだそう。

 

 3冊名は、不肖わたくしの推選本で「失敗の本質 -日本軍の組織論的研究-」/戸部 良一他著です。残念ながらとっても良書なのですが、なにしろわたしのプレゼンが拙かったのと、僕よりこの本を詳しく紹介できる人が会場にいるという、惨憺たる状況に陥ったことから、詳細は省略! 良書です、くれぐれも。

 

 4冊目は、「ブラック企業に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」/黒井 勇人著です。僕、知らなかったのですが、あの「電車男」と同じような、某巨大掲示板でのスレッドが題材になっているのだそう。この本の出版が2006年だとのことで、ブラック企業という名前が世間一般に認知されてもう10年が経つのだどと、ある意味深い感慨を覚えたプレゼンでした。

 

 そして最後の一冊は、実は僕がもっとも興味を引いた一冊でして、「占星術殺人事件」/島田 荘司著です。単に僕がミステリー好き、というだけのことなのですが。

 御手洗という探偵役の登場が作中の雰囲気を一変させるなどの優れた場面描写で読み手を世界に引き込む魅力的な作品とのこと。実はこの本、早速ポチッとしてしまいました。家には積ん読本がもう10冊以上あるというのに・・ しかも、よく考えてみると、積ん読のうち、前回のbiblioミーティングで初めて知った「三大奇書」だけで5冊という状況です。いやー、日記なんか書いている場合ではありません、今年中に読み切るぞ!と小さく独り言でも言っておきましょう。

 

 さてさて、恒例の投票の結果、今回のチャンプ本『福book』に選ばれましたのは、「ブラック企業に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」/黒井 勇人著でした。

 なんといってもプレゼンも上手でしたが、自身もかつてはIT企業に勤めていて、ブラック企業を実体験したというストーリーがみんなの関心を引いたのだと思います。

 

 ちなみに、あと一冊アガサの「そして誰もいなくなった」がエントリーしていたのですが、事情によりキャンセルになりました。個人的にとっても楽しみにしていたプレゼンだったのでちょっと残念でした。「インシテミル」など、名実ともに後世に影響を与えた一冊ですしね。

 

 さてさて、次は年が明けた1月に開催します。テーマは、いま『福book』タイトルホルダーの方が吟味中です。お楽しみに!!

  

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未来をつくる図書館―ニューヨークからの報告― (岩波新書)

地球の長い午後 (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)

失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない

占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)