荒木 征二 の ブログ

高崎での日々をつれづれなるままに書き連ねています。

政治スクール「泉明石市長講演」

 今日は某政党からお誘いをいただきまして、政治スクールなどというものに初めて出席してきました。今期は今日で第2回の開催だそうです。

 

 で、今日の政治スクール、講師は兵庫県明石市の泉 房穂 市長で、講演タイトルは「人口V字回復の理由」ということです

 

 明石市は泉市長指揮のもと、大胆に予算シフトを行い、徹底的に子供施策へ予算を回し、それが奏効して子育て世代の流入が進んで、社会増。さらに、子供を安心して産み育てられる環境が自然増にもつながり、文字どおりの人口V字回復を成した、ということです。

 

【選択と集中】

 さて、泉市長の講演の中で、僕が気になった点は大きく2つです。

 一つは「選択と集中」です。いわゆる「選択と集中」というと、体のいい弱者切り捨てであることが多いのですが、泉市長の場合の「選択」はあれもこれもはもう止めて、ここだけは!という一点集中とちゃんとセットになっている点で、単なる弱者切り捨てではなく、実効性が伴う打ち手になっているのだと思います。

 それと、人口流入の対象も30代夫婦にターゲッティングしていてブレがない。行政だとついつい、「若手世代にもいいし、リタイヤ後のシニア世代にもいい」みたいにすぐに総花的になってしまうところですが、ちゃんと「選択」している。それから、その30代夫婦の出産と子育てというライフステージに対する諸施策に「集中して」予算投下する、という分かりやすく、それでいてできそうでできないことをしっかりと実行されている点が、文字通りの"V字回復"につながっているのだろうと思います。

 

【優先順位】

 もう一つは優先順位です。「選択」とも通じる要素かもしれませんが、悪平等のしがらみからきっぱりと手を切り順位づけをし、物事の優先順位に従って打ち手を打つ。明石市にとってもっとも大切で市民にとって有益な事柄から順に優先順位をつけて、たとえ「他の市ではやっている」ことであっても、明石市に必要がなければ優先順位を下げる。これも言うは易しで、実行するとなるととても難しいことなのだろうと思いますが、泉市長は実行しています。市長もおっしゃっていましたが、「明石市は稼ぐ街ではなく、暮らす街」なのだそうです。ですから、津々浦々でまったく同じことをしている企業誘致・産業振興、それと公共事業投資から予算を引き上げて、それを子育て施策にシフト。

 働く場も、遊ぶ場も神戸なり姫路に行っていただけば良い、ただ、暮らし育てる場としては明石が選ばれる。それが、泉市長の狙う明石市の独自性ですし、これを実行したのが予算シフト、なのでしょう。

 

 何事も言うは易し。泉市長率いる明石市の今後が気になります。

  

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