観光とは、地域づくり。
【日本中が観光】
いま、日本のあらゆる場所で、地域を元気にするための有効な策として、観光が注目されています。あらゆる場所といいますか、日本という国、そのものが今、そうなっていますね。
それが奏功してかどうか、最近とにかく、東京ではまったく宿が取れなくなっていたりします。ばか高いホテルか、ちょっと躊躇してしまうような宿を除けば。
それを思うと、観光がいかに有効な策であるかは、ほとんど疑いがないでしょうね。それに、産業や経済振興とちがって、観光は地域の誇りにも結びつきやすいこともあり、おおむね市民にも好意的に受け入れられていると思います。TVでご当地が登場して、嫌な思いをする人も少ないかと。
【観光は受け入れられやすい!?】
それと、観光について言うと、一点、とってもやりやすい面があります。特に人口、他にも産業や経済というと、「すくない(あるいは無い)パイの奪い合い」という誹りを受けないとい面です。最近、どの地域でも盛んに取り組んでいる移住・定住促進策は、結局は無いパイの奪い合いの様相となっています。しなければジリ貧だから、しないよりもマシ。といこともあるでしょうけど。それに比べて、観光はパイの奪い合いということにはなりませんね。家庭経済でみれば、観光回数が増えて支出増でやりくり大変、ということになってしまいますが、マクロ経済的には経済の循環が活発になります。観光は雇用を生みますし、観光は地域経済に恩恵をもたらします。
【言うは易しの観光】
いいことづくめの観光。では、みなやったら? となると、お話の雲行きが急激に悪化します。観光で喰っていけるなら、そもそも世話ないわ。そもそも、その観光がとにかく簡単ではない、というのが実情ではないでしょうか。言うは易し、ということです。
完全に前置きが長くなりました。103回目のTAKASAKATSU!の朝活は、旅行業界の雄・JTBにおつとめの、大竹 里実 さんをお迎えしました。
大竹さんの仕事に対する想いの源泉は、誰かを喜ばせたい・誰かの役に立ちたい。
そして、そこに行きたい! と人々に思わせる、その大きな要因は、そこの人たちが楽しそうにしていること。人々が楽しそうにしている、その光景が人々を惹きつけるのだと。
観光の真髄は、ここにある。と、腹にすっと落ちてきた、今朝の朝活でした。