「明日の高崎」荒木征二

高崎市議会議員・荒木征二の日々を書き連ねています。

2016.03.27 高崎JC例会 高崎移住計画

 高崎JCの例会に行ってきました。お題は「高崎移住計画」でしたので、去年の"GET BACK ACTION"の流れを継承していのでしょうかね。

 

 講演+パネルディスカッションという構成になってしいまして、いろいろな立ち位置の方から"高崎の移住"というものを語っていただき、自分の中になかった観点からの話も聞けて、新鮮な情報を吸収できました。

 

 さて、高崎の移住について考えてみました。高崎へ移住するってどういうことでしょう?その動機は?? 田舎暮らしを売りにする?

 今日の例会で聞けた話の共通項をみてみれば、その解がひとつみえてきます。人です。陳腐すぎてなんの真新しさもない一言ですが、『人』です。これ以上も以下もありませんし、出口も入口もとにかく『人』です。社会関係資本、は言いすぎかもしれませんが、人と人との関係性の濃淡が、移住を考えた時のもっともたいせつな要因なのだとおもいます。ちなみに、震災後は「絆」という言葉でずいぶんとこの人と人との関係づくりが語られましたが、「絆」とはもともと、犬や家畜をつなぎとめる紐のことを指すらしいです。ということを聞いていらい、ぼくは「絆」という言葉の使い方に気をつけるようになりました ^^;

 

 こうしてJCの例会にくる人たちの顔ぶれなど見ていますと、高崎の人と人との関係性はけっして淡白なものではないと思いますが、だからといって満足していいかといえば、そうでもない。という程度でしょうかね。

 移住については、自然・田舎暮らし・人情といった面のPR合戦が不毛であることに各地はとっくに気がついていて、人と人との関係性づくりから移住促進をすすめようと方針転換をどんどんすすめています。この面では地方版総合戦略の策定は、ある意味で効果があったとも言えるのかもしれません。

 人と人との関係性づくりを競いあってつくるというのも変な話でずか、高崎には十分に濃厚な土壌がありますから、高崎なりの時計でじっくりと深めていって、その過程の中でうっかり高崎が好きになってしまう人が出てきて、うっかり高崎に住んでしまう人が出てきて、うっかりそういう人がまた新しい人を魅了しちゃったりして、そんなこんなでなんとなく移住してきた人が高崎にはおおいなぁ、という感じになればいいなぁ、というのが今時点のぼくの中の移住に対する感想です。もちろん、しばらくすると、まったくちがう考えになっているかもしれませんが!

 

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