「明日の高崎」荒木征二

高崎市議会議員・荒木征二の日々を書き連ねています。

2016.01.28 祝! 福BOOK堂

 マイクロライブラリー、まち図書、まちライブラリー、、、いろいろな名称で呼ばれていますが、まちなかの小さな私設図書館があちこちで広がっています。

 広がっていますと言うと、最近始まったようで語弊がありますね。再び、新しい要素を携えて広がり始めています、ですかね。名称もまちまちなので、ここでは「まちライブラリー」って呼びますね。

 

 たとえば病院や銀行の待合所などには、スタッフの方が持ち寄った本が本棚に収まっているのをよく目にします。ラーメン屋には「サラリーマン金太郎」とか「俺の空」が全巻並んでいますし、僕の通っている歯医者には「課長 島耕作」から「取締役 島耕作」まで揃っています。ただ、たぶん(あくまで、たぶんです・汗)それらの本棚は、そこのお客さんサービスのためだけに置かれた図書・コミックなんだろうと思います。それに対して、今広がりを見せている「まちライブラリー」には、顧客サービスとは異なる視点からの命題をもっています。

 

 それは、『本を通じた人と人との交流』です。もしかすると、交流よりも"コミュニティ"が適切な表現かもしれません。

 

 あくまで、その目的は人にあります。そのうえ、SNSやサイトと違ってリアルで交流することが願いの一つです。「まちライブラリー」の先駆者、磯井純充氏の著書の扉絵にはスバリ"本で人をつなぐ"と書いてあります。無駄なく、まちライブラリーの真髄をワンフレーズで完璧に表現していると思います。

 

 さて、高崎でもこの精神にのっとって、高崎型の「まちライブラリー」がスタートしました。それが、

 

 福BOOK堂です! (ふくぶくどう って読んでください)

 

 そのコンセプトは、 ~あなたの本棚を覗いてみたい~ です。

 今日はその立ち上げのワークショップをしました。延べ9名の方から図書の提供をいただきました、ありがとうございます。今回のセレクションテーマは"恋"です。

 一冊一冊みんなでブックカバーして、ポケット付けて、ブックカードを指して、Fuku cafe さんの本棚に並べて完成しました。高崎にお寄りの方は、ぜひ通町にあるFuku cafeさんに寄っていただき、福BOOK堂の本を手にとってみてください!

 

 見よう見まねで始めて、どこからどうなるか、全く見通せないのですが、改善を加えて楽しいものにしていきたいと思っていますので、あたたかく見守っていただけると嬉しいです!!

 福BOOK堂をどうぞよろしくお願いします。

 

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マイクロ・ライブラリー図鑑〜全国に広がる個人図書館の活動と514のスポット一覧 (まちライブラリー文庫)

本で人をつなぐ まちライブラリーのつくりかた