「明日の高崎」荒木征二

高崎市議会議員・荒木征二の日々を書き連ねています。

2015.07.17 上州知域づくりオフサイトミーティング(上州OM)暑気払い in 伊勢崎

 上州OMの暑気払いが伊勢崎市であったので行ってきました。高崎市からは11人が参加。全体では110人ということで、相変わらず盛会でした!

 今回の暑気払いは2部構成。第1部は「本当の地方創生とは」と題しまして、下仁田町の若きリーダー、副町長である吉弘 拓生氏にご講演していただきました。吉弘氏は今年4月、福岡県うきは市職員から33歳という若さで下仁田町副町長に着任した方です。下仁田町長が惚れ込んだというだけあって、人柄はもちろんのこと、数々の実績と経験を持ったすばらしい方ですね。僕も何度か交流させていただいてますが、町長が一本釣りしたくなる気持ちがよーく分かります。

 吉弘さんの手掛けてきた事業は数々ありますが、この方のように、地元・住民の想いから物事をスタートさせてきた方々が語る物語には、共通するワードがよく出てくるように思います。今回の講演でも、このフレーズが出てきました。

 それは、「ゼロ予算」です。いま、僕が学んでいる地元学でも、数々の事例の中にいくつもこの「ゼロ予算」というフレーズが出てきています。

 「ゼロ予算」、予算がない。予算がないから、しょぼいかな? いえいえそんなことは決してありません。逆に莫大な予算を投入した事業でも、しょぼいものはいくつもあります。

 「ゼロ予算」とは、行政の都合に振り回されず、住民の想いとタイミング、職員の熱意から直ぐさま行動に移せた、ということを意味します。それは、職員としてのかなりの覚悟を持って乗り込んだということも意味すると思います。予算が無いということは、行政の仕事ではないとイコールで考えられることが往々にしてあるからです。

 でも、「ゼロ予算」にはいい面もあります。会計年度もなにもない訳ですし、予算を執行しないので予算編成も決算からも自由です。気運が盛り上がれば、わざわざ4月を待たなくたって、いつでも住民の方々の想いと汗、職員の熱意で事を進めることができます。もっと言えば総合計画からも自由です。総合計画に書いてないことはできない。本当はそんなことないはずなのに、そんなことがまことしやかに蔓延してます。

 

 とまあ、いろいろと考えさせられたすばらしい講演の後は、第2部の交流会がOM代表の挨拶でスタート。こちらは相変わらずの賑やかさ。ここのところ、こういう場でも、知った顔にたくさん会えるようになりました。もちろん、初めましての方との交流も楽しいのですが、知った仲間との交流も楽しいものです。僕も大分OMに絡みすぎたのかもしれませんね。こういうのは新陳代謝が大切です。東北OMの後藤さんも言ってました、継続の秘訣のひとつは「優秀なフォロワーの存在」って。そろそろ幹事的立場からはこっそりと身を引いていこうとたくらんでいる今日この頃です。

 

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