群馬県都市計画協会主催のシンポジウムに行ってきました。行ってきてしまったというか。。。
まちづくりファシリテーターの認証式といくつかの団体の表彰式(なんだったか、忘れました。伊勢崎の方達、だったけかな)の後、講演がありました。この講演は聞いた方がいいと言う人がいたので行ってきたのですけどね、いろいろと考えさせられたと言いましょうか、教訓は得られたという意味では有意義でしたね。
内容の詳細は書けませんけど、「まちのまとまり」を維持するには、というサブタイトルの付いた内容です。国がお膳立てした、都市計画メニューの羅列・ご披露。中央の方々が連呼している人口減少時代に対する都市計画アプローチ(らしきもの)についての追従。その根底には日本創生会議の提言が色濃く感じられ、やっぱり感。消滅可能性都市のネタも出るかと思いましたけど、それはなし。そしてお決まりの先進事例報告。今回も出ました、富山市のLRTです!!
次いでアクセシビリティ評価だの、土地適性だのとデジタルマップの上に統計資料を散りばめての、何らかの現状分析らしきもの。本当にあのマップ上に描かれた丸とか色んな記号で現状を把握できていると言えるのでしょうか。
そしてそして、空家対策と都市の集約化の必要性について説明しておられましたが、相変わらず都市を集約化することの意義も必要性もよく語られず。誰のどんな想いに立脚して、どんな効能効果があるのかという主観も持たずの他人事政策の頒布。ただ、国が言うから集約化と言っとくみたいな。
最後に極めつけ。セグウェイ、広島市京橋川、札幌ポロクルと写真を続けざまに出した上で、コンパクトシティに大切なのは人と人とが顔を合わせること。だから遊歩道の整備が有効と仰っていました。やったことあるのでしょうかね???
こうした、有名どころ都市の取組み、中にはいまいちなものもあるはずなのに国の官僚が出先で挙げた手柄、国庫補助が注ぎ込まれた施策などなどを次々に羅列して、これがいいんです。こうすると成功ですみたいな話はちょっとうんざりですね。
ん?いや待てよ、新しいものと新しいものを混ぜ合わせて価値あるものが生まれるかもしれないかな。などと講演内容そっちのけで妄想した2時間でした。